中小企業の社長さんは誰だって『良い人材を採用したい』と願っています。



しかし、どんな風に選んでいるかというと

こんな感じが多いのではないでしょうか。



◆履歴書(封筒、送り状を含め)がきちんと書けているかどうか?

◆会ってみて第一印象でいやな感じがしないかどうか?

◆仕事に対する価値観があうかどうか?



どうやら多くの社長さんが、『履歴書に書かれた情報』と

『直観による消去法』で決めていることが多いようです。



私は中小企業の人材採用を支援する場合、

会社説明会形式をすることをお勧めしています。



1.社長による会社説明

ミッション、ビジョン、仕事の内容、待遇を参加者全員に向けて説明します。

場合によっては会社説明の後に社内の案内をしてもよいでしょう。



2.会社説明を聞いて参加者の応募の意思表示

会社説明後に休み時間を挟み、応募する意思のある人は残って

適性検査を受けてもらう旨を説明し、応募する意思のない人は帰ってもらいます。

こうすることで、会社、応募者とも時間を有効に使えるようになります。



3.適性検査の実施

簡単な算数テスト(1分)、間違い探しテスト(1分)、

性格検査(7分)を受けてもらいます。

第一の目的は応募者の足切りです。

来社時の服装や態度から面接の必要がないと判断した応募者を

角が立たずにふるい落とすことができます。

第二の目的は面接では判断できない情報を得るため。

どんなに優秀な面接者であっても、面接と事前に準備した履歴書だけでは

判断できない情報があります。

最小の手間と時間で得られる情報としての価値は大きいでしょう。

まずは会社説明会はしなくても、面接後に適性検査だけは導入してほしいと思います。



4.面接の実施

人間関係で一番難しいのは最も身近な関係である家族と会社です。

身近になればなるほど、伝えたいことが伝わりにくい不思議。

そう考えると採用面接の場は、まだ身近になっていない社員に対して、

最大の効果を生む教育機会です。

社長が目指す会社の姿をとことん語りましょう。

お客さんに対しては必死に資料を作って、

どんな順番で話すのかを必死で考えるのに、

人材採用となると途端にぞんざいになってしまう会社は珍しくありません。

お客さんと社員、どちらが大切かと問われれば、私は社員と答えます。

社員がお客さんを連れてくるのです。

大切な社員を獲得するために、社長の手間と時間をかけましょう。





【質問】人材採用をエイヤッで決めていませんか?





人は雇ってみなければわからない。

確かにそれは正しいのですが、やれることをやった上での話ですね。