税務署は決算書の変化に目をつけます。

役員報酬や利益の額は当然として経費の内訳が例年と大きく違っていたりすると、

その原因を調べるために税務調査のターゲットにしてきます。



しかし税務調査に入ってみて、きちんとした理由を説明すると、

わりとすんなり納得してくれて、なんだか無駄足だったね、

ということもままあります。



それでも会社としては税務調査に入られるのは

あまり気分のいいものではありません。

そこで税務署が税務調査に入りにくくする方法です。



決算書の変化で、これは怪しく見えるだろうなぁ~という箇所について、

あらかじめその理由を詳しく書いて説明してしまうのです。

税務署に提出する資料にはなにも制限はないので、

そこで納得してもらえればそれにて終了です。



変な言い方かもしれませんが税務署だって商売です。

できるだけ効率的にターゲットを探して、

空振りなんてしたくはありません。



税務署に無駄な手間をかけさせないために、

こちらから仕掛けるという方法もあるのです。





【質問】税務署から、怪しい、と思われそうなことはありますか?





まあ世の中には藪蛇、という言葉もありますが、

狙った場所から蛇が出てきてくれると、

それはそれで対処しやすかったりします。