1本の命綱が切れたら真っ逆さまに落ちてゆく、

そんなウィークポイントはありませんか?



対法人営業の中小企業は、顧客1社の売上が

全体売上の25%を超えないように伝えています。

例えば売上の半分がある1社に依存しているようだと、

何らかの理由で取引停止になった時に相当な苦労をします。



でもあまり性質のよろしくない取引先(担当者)の場合、

相手をコントロールするために自社の割合を高めようとします。

それでいて何かあればもちろんポイです。



また銀行も同じです。

借入を1行だけに依存してしまうと、

住宅ローンは自行から借りろだのなんだのと、

どんどん足枷を嵌められてゆきます。

そして最終的には貸し剥がしです。



経営者としては切れたら致命傷になるような命綱は、

複数本用意しなくてはなりません。



また反対に、相手の1本だけの命綱を持つことも

あまりお勧めしません。

相手をコントロールしやすい、というメリットもありますが、

相手が執着を持ちしがみつく、というデメリットがあります。



これは主に社員との関係ですね。

命綱が自社からの給料1本の社員はしがみついて当然です。



ダブルワークをさせなさい、という話しではありませんが、

もし自社を辞めてもすぐにどこの会社でも働ける、

そんな社員に育ててあげて欲しいと思います。





【質問】ここが切れたらヤバイ、というウィークポイントはどこですか?





私は『何かに執着せざるを得ない状態』を自分に対しても、

相手に対しても、できるだけ作らないようにしています。