司馬遼太郎の代表的長編小説『坂の上の雲』で、

西郷隆盛や大山巌について「ウドサァ」という愛称で説明しています。

大男もしくは巨人という意味だそうです。



語源はウドの大木のウドに、敬称のサンをつけたものと言われています。



西郷や大山の故郷である薩摩にあっては、

統帥は「ウドサァ」でなければならなりません。

しかし中身までただのウドであってはウドサァとは言われません。



たとえば西郷は、若いころ地方事務所の会計係をつとめていて、

武士にはめずらしくそろばん達者でした。

同時代の誰よりも計数に明るかったような形跡がありますが、

統帥になった後は一度もそういう自分を見せたことがないそうです。



ウドサァになるための最大の資格は、

有能な部下を抜擢して仕事を自由にやらせ、

責任だけは自分がとるということです。



組織を作りながら自分の能力をどんどんどんどん捨てていく。

そして最後に残った姿勢だけがウドサァということなのでしょう。





【質問】社長はウドサァになれていますか?





■坂上の雲 (著)司馬遼太郎

 社長にお勧めです。