今月(10月納付分)から、厚生年金保険率が0.354%引き上げられました。

今年4~6月の給料、各種手当、残業代、交通費の合計の平均が30万円の社員の場合、

会社、社員共に25,149円だった保険料が25,680円になる計算です。

(どうして交通費まで含む必要があるのか私には大いに疑問ですが・・・)



つまり会社にとっては法定福利費が531円増加、

社員にとっては手取額が531円減少、ということになります。

厚生年金保険料率の引き上げは平成29年まであと4年続く予定です。

(4年で引き上げは本当に止まるのか、という疑問も少々ありますが・・・)



保険料が増えてもそれ以上に給料が上がっていれば手取りは増えますが、

給料が変わらなければ毎年手取りは減ってゆく計算です。

そして会社が負担する法定福利費もどんどん重くなってゆくのです。



「お国が決めることだから仕方がない」というのも考え方の一つですが、

そのお国が認めている削減策があるのも事実です。

そしてその削減策は役所や大企業では当たり前に使われているのに、

中小企業ではほとんど知られていません。



税金や社会保険料は、それぞれの法律によって規定されていますが、

その取扱いは明確に線引きされているものばかりではありません。

そこには意外と広いグレーゾーンが広がっており、

法に抵触しないように配慮しながら節税したり、社会保険料の削減を図ることは、

決して悪いことではないのです。



その方法を『社員の手取りを増やしながら、会社の人件費を減らす方法』

として、一冊のマニュアルにまとめてあります。

よかったらHPをのぞいてみてください。

http://人件費削減.com/



消費税が来年から8%に引き上げられるのは本決まりのようですし、

打てる手は打っておきたいものです。





【質問】上がり続ける社会保険料に、何か手立てを打っていますか?





政府は年金が破たんすることはあり得ない、と言いますが、

支給開始年齢を1日でもずらした時点で破たんだと思うのは私だけでしょうか。

支給開始年齢が平均寿命より上になる日が来るかもしれません。