ほとんどの中小企業社長は、会社の借入の連帯保証人になっています。

しかし、借入の保証料を会社から受け取っている社長はあまり多くないようです。



信用保証協会経由で借入をした場合は金利とは別に保証料を支払います。

もし会社が借入金を返済することができなくなれば、

保証している信用保証協会が代わりにお金を返済してくれます。



これと同様に連帯保証リスクを負っている社長は、

会社から保証料を受け取ることができます。

この保証料は会社の経費となりますので会社にとっては節税対策ですね。



全社的に給与削減をやるならば社長の給与も減らさざるを得ませんが、

借入のリスクを給料以外の科目で補てんする方法としては使えると思います。

社会保険料もかかりませんし。



保証料については信用保証協会の保証料を参考にして決めます。

だいたい1~2%の間でしょうね。

1億円の借入ならば1%で100万円です。



ただ会社と社長の取引は社長が会社に損害を与えるおそれがあるので、

会社としての承認が必要です。

必ず契約書と取締役会議事録または株主総会議事録を残しておきましょう。



また社長側は雑所得として確定申告が必要となります。

まあ大した手間ではありません。

経営のオプションの一つとして、詳しいことは顧問税理士さんに相談してくださいね。





【質問】会社から保証料を貰う方法、使えませんか?





会社のことだけでなく社長の資産形成についても相談できる税理士さんがいいですね。