内閣府の調査でこんな結果が出ました。

「夜遅くまで残業している社員は、がんばっている――」

残業にこんなイメージを持っている上司の下では、

部下が長時間残業をする傾向にあるそうです。



特に残業代が付かない職種の場合に顕著で、

残業つかないのに残業している = やる気ある、超頑張っている、評価する!

または部下からすると、評価して! という図式ですね。



私もこれには心当たりがありまして、

F総研にいたころ、仕事の本質的な成果が上がっていない時、

「こんなに頑張っているけど成果が上がらないんです~」

という自分なりの言い訳にすがるために長時間残業をするしかありませんでした。



しかしF急行に転職してからは、わりと早々に成果が上がったものですから、

やるべきことをいかに早く終わらせて定時で帰って勉強するか、

さらには就業時間の中でもできるだけ身を空けておくことを考えるようになりました。



そうするといつでも部下のフォローができるし、

お客さんや上司からの要望にもスピーディーに対応できるし、

より本質的な仕事に取り組むことができるようになりました。



でもこれは目に見える成果をあげられたからできた話しで、

明確な成果が無ければやっぱり、

「何でそんなに早く帰っているの? やる気がないの?」

ということになっていたでしょうね。



でも目に見える成果が上がっていないとしても、いったん精神論から離れて、

大きすぎるやるべきことを細かく分解します。

たとえば「売上を上げる」というテーマではいつまでも達成できずに帰れませんので、

新規見込み客リストを作るとか、電話マニュアルを作るとかですね。



そして前日の帰りに、「明日、これだけやれれば、気持ちよく帰れる」と

思える内容をリストアップします。

そのボリュームが1~2時間程度の残業になるように組んだ上で、

残業をしないで帰れるように仕事を進めるのです。



そしてリストが終わったらダラダラせずにさっさと帰る、帰らせる。

早すぎたり遅すぎたりしたら見込みが甘かったということで翌日に修正。

これを組織単位で実行することで、決められた時間で成果を上げる組織に

なることができるのです。





【質問】今日、どこまでやったら満足ですか?





もし満足がなければ、細分化ができていないということです。