・1887年、輸入オルガンの修理→楽器関係作る

・楽器やってた流れで電子楽器も作る→DSP(AVアンプ)も作る

・DSPを他に利用しようとして→ルータ作る

という流れで、楽器、電子機器、ネットワーク関係の製品を作るようになった。



じゃ、なんで発動機や家具とかも作ってるかというと、

・ピアノの修理で木工のノウハウが溜まる→家具を作る→住宅設備も作る

・戦時中に軍から「家具作ってるんだから木製のプロペラ作れるだろ」と

 言われて戦闘機のプロペラ作る

・プロペラの試験をやるためエンジン借りてくる→すぐ壊れるため修理に慣れる

 →エンジン作る



・エンジン作ったから→バイクも作る

・ついでにトヨタAE86のエンジンも下請けで作る

 →結果トヨタ製エンジンよりもヤマハ製エンジン方が10馬力ほど上だった



・エンジン作ったから→船も作る→船体作るのにFRPを作る

・FRPを利用して→ウォータスライダー→ついでにプールも作る

・プールの水が濁ったんで浄水器作る

・失敗作の浄水器で藻が大繁殖→藻の養殖始める→バイオ事業化



まだまだこれ以外にも、住宅用のユニットバスやゴルフクラブ、

ゴルフカートまで作っています。

もしもヤマハが、一行目の輸入ピアノの修理だけだったら、

とっくの昔に消え去っていたことでしょう。



コンビニがスペシャリティーコーヒーを始めたり、

ガソリンスタンドやコインパーキングがレンタカー事業を始めたり、

自社の持ち味を活かしながら、工夫して変わってゆきます。





【質問】あなたの会社は持ち味を活かして、どのように変わってゆきますか?





うまくいっているときに、種を蒔くのです。