BtoB営業型の中小企業のコンサルティングに

入らせてもらうと、

だいたいどこの会社でも未収金問題を抱えています。



ニコニコ現金決済のBtoC営業の方には

理解しにくいかもしれませんが、

例えば、月末締め翌々月10日払いという条件で

販売しておいて、それが決められた期日に

入金がないという問題です。



それが1日2日、1週間くらいならまだいい、

いえ、全然よくないのですが、

入金があってもどの請求の分なのかさえわからなくなって、

下手をすると漏れなく請求しているのかすら怪しい・・・、

というとんでもない問題です。



このような状態になっていると、請求は経理にお任せで、

営業さんが締め日と支払日を理解していない場合もあります。

だから入金が遅れていてもいい気分でどんどん売ってしまう。



お客さんの方では、あの会社は支払いが遅れてもうるさくないから、

お金がないから後回し、という扱いになります。

そうなるともし、お客さんがコケた時に最大の被害を被るのが

その会社ということになります。



あの会社は金にうるさい、と思われるから真っ先に

払ってくれるのです。

入金があってもなくても知らんぷりの会社は

後回しにするのは当然です。



そういう会社で私がまずお願いするのが、

契約書から締め日と支払日の確認をして一覧化。

もし契約書が無ければ覚え書きでもなんでも

その作成から始めます。



そして毎月の請求書に支払期限日を入れること。

私はクライアントにこれをお願いするのですが、

一般的には聞いたことないです。

どうなんでしょう??



営業さんは支払日の夕方に必ず入金を確認します。

もしくは経理が入金のない得意先を営業に連絡します。

営業さんはその日の夕方か翌日朝一番に得意先に

電話をするのです。



「入金がないようですがどうされましたかー?」

「いつ入金していただけますかー?」

「次回は遅れないで大丈夫ですよねー?」

と、うるさく言うから真っ先に払ってくれるようになるのです。



それでもまだ、正常な入金がない場合は・・・、

「明後日ですけど大丈夫ですかー?」

「明日ですけど大丈夫ですかー?」

「お振り込みいただいてありがとうございます!」

ここまでやります。



業界によっては、うちの業界はそのあたりが

ルーズだから・・・、

と言われることがありますが、

経営において金のルーズは許されません。

そういう会社に限って大きな貸倒損失を出しています。

金を払わない相手は、お客さんではないのです。



【質問】未収金なんて、もちろんありませんよね・・・?



理解できない人には、とても理解できない話しだと思います。。




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