社員に対して「経営者目線を持て」
という社長さんがいらっしゃいます。
でも私の考えでは、それは無理です。
もし経営者目線が持てたなら、
それはもう社長になる(なっている)人です。
例えば年商5億円の会社だとして、社長が社員に対し、
「せめて自分の半分くらい仕事ができて欲しい」と思ったならば、
2億5千万円の会社を経営できる器ということになります。
そんなのまず無理ですよね。
それができるのなら社員をやっていません。
そしてもしそれだけの人材を使える社長ならば、
冒頭のような発言はしないでしょう。
社員は社員。
自発的にやってくれるのはいいのですが、
多くを求めすぎるのは違います。
できないのならできるようになるまで腰を据えて育てるか、
簡単にできるための仕組みを整えてあげるしかありません。
「うちの社員は意識が低くて・・・」
とか言ってちゃダメなんです。
育てる、仕組みを整えるのは自分ごと、
社員に期待だけするのは他人ごとです。
自分の運命を他人ごとにしてはいけません。
最後にカナダの精神科医の有名な言葉を紹介します。
『他人と過去は、変えられない。自分と未来は、変えられる』
エリック・バーン(1910-1970)
【質問】さてさて、何を変えてゆきますか?
自分が変われば、相手も変(代)わります。
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