エディプスコンプレックスとは、
幼児期におこる心理の抑圧のことで、
その傾向の一つとして父親に対する強い対抗心があります。
実はこれ、代々続く経営者の家庭によくあるケースなのです。
絶対的に強い父、許せない面のある父、
越えられない父を持った子供(現社長)は、
無力感、無価値観、劣等感、トラウマを持ち育つことになります。
その反動により、自分が会社を継いだ時には、
自信のなさの裏返しで、
社員を率いる強いワンマン社長を演じてしまいます。
しかし実際は、出来の悪い社員の面倒を見ることで
自分の無価値観を癒すため、
依存してくる社員を必要としているのです。
そのため、社員に仕事を任せることができない、
任せたと言いながらすぐに取り上げる。
結果、社員はいつまでも育つことなく、
社内には社長が子供のころ味わったのと同じ無力感、
無価値観、劣等感が渦巻きます。
さらに社長の家庭を見ると夫婦仲はよくありません。
そのため、社長の子供(孫)から見るとお爺ちゃんは凄いけど
お父さんはなんかダメ、と目に映ります。
これは隔世遺伝が見られる理由の一つです。
さらには会社の状況、社長の家庭環境は社員の家庭にも伝播します。
社長の責任は甚大です。
この状況から抜け出すためには、
社長自身がこういったメカニズムがあることを理解し、
自分自身と深く向き合うしかありません。
父を赦し、家族を赦し、自分を赦すこと。
組織を率いる社長には、
自分自身が真に幸せになる責任があるのです。
【質問】自分を、赦していますか?
大丈夫、大丈夫。何をやっても大丈夫です。^^
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