ある会社でのお話しです。
既存の顧客だけでは先細りしてゆくのは明白な状況の中、
休眠客の掘り起こしをしようと各営業さんに割り振りをして、
1日3件ずつ電話をしてゆくことを決めました。
電話マニュアル、不在時に送る用のFAXまで用意したのに、
なかなか3件の電話がかけられません。
通常の顧客対応をしながらなので時間が取りにくいのはわかりますが、
今日できなければ明日、今週できなければ来週にと、
先延ばし先延ばしで思うよう進みません。
そこで次のようにお願いしました。
・1日3件の電話は必達
・出張など電話が難しいのであれば課内で融通する
・16時の時点で3件できないのであれば課長に報告
(報告漏れ2回で始末書提出)
・報告を受けた課長は自分で電話する
・課長も電話できないのであれば部長に報告し部長が電話する
「いくら言ってもあいつらやらないんですよ」
というのであれば言う方の本気度が足りないということです。
怒鳴ってでも、ひっぱ叩いてでも、泣いてでも、
自分が肩代わりしてでもやらせる覚悟。(?)
私はいくら言っても電話ができないクライアントの事務所で、
1日中営業電話をしてみせたことがあります。
そこまでされたら参ったと言うしかありませんよね。
「いやうちの奴らはこれ幸いと上司や田島さんに任せきりますよ(笑)」
ドカーン!(怒
(笑)じゃねえ!
と、ぶち切れたこともありますが、
結局はやらせる方の本気度、覚悟、愛情の問題です。
子供が自転車に乗れないまま放っておきますか?
できないことをできないままでいさせられるほど、
冷酷なことはないのです。
【質問】覚悟と愛情は、ありますか?
あなたの覚悟と愛情を見て、部下は変わるのです。
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