あるメーカーの社長さんが、

社員さんたちと個別面談をする場に

同席させていただく機会がありました。



何名かの面談後、社長が

『いくら言ってもなかなか社員に伝わらない』

とおっしゃっていました。

そこで私から社長に対していくつか質問をさせていただきました。



田島『この面談によって、社員さんの行動が変わる手応えは

   得られませんでしたよね?

   それはどうしてだと思いますか?』


社長『うーん、、難しいことを要求しすぎているのかなぁ・・・』


田島『そうですね、私もそう感じました。

   社員さんは要求されていることは分かっていても、

   実際にどうすればよいのかわからないのでしょう。

   それではどうすればよいのでしょう?』


社長『もっと細かく説明しなければいけないよね。。。

   でもこれまで何年やっているのに・・・!?

   ○×△◆?!』


田島『えーと、、、現時点できてないというのは事実ですよね。

   その事実に対して社長はどう行動するかです。

   もし本当に見込みがないから辞めてもらうのか、

   もっと細かく説明してでもやってもらうのか、

   別の仕事をしてもらうのか・・・・』



このやり取りから得られる教訓を4つ上げてみます。


① 事実と感情

 社長は途中まで合理的にお話しされていましたが、

 ある時点で感情が入りこんできました。

 こういった感情の処理方法である程度会社の年商規模が分かります。

 問題があるというのは事実、それを困ると思うのは感情です。

 感情におぼれてはいけません。



② 期待という名の放任

 指示命令をしておきながら、それが実行できると思っていない。

 このやり取りのように、答えが出るまで詰めなければなりません。

 社員に対して期待をしているということにしておいて、

 自分まで騙してはいけません。



③ 依存させたい

 放任した結果失敗。

 すると『何をやっているんだー!』

 ということになるわけです。


 でも実はコレ、社員に頼られている社長という自己像を

 満たすための舞台になっている場合があります。


 『まだまだ任せられない!』ではなく、

 自立した大人のビジネスマンとして社員を成長させることが

 社長の役割なのです。



④ 伝える技術

 伝えたい想いがあるから熱く語る。

 でもそれだけでは伝わらないこともあります。

 熱い思いと同時に伝えるための工夫があるはずです。

 タイミング、資料、相手の状態など必要に応じてベストを尽くしましょう。



うーん、厳しいですね。^^;

私のような年下のコンサルタントからこんなことを言われて、

きちんと受け止められる社長さんは大した人です。

会社の成長に必要なのは、結局社長の心の成長なのです。



【質問】どうやったら、社員さんの行動を変えられますか?



社長の考え方を、変えるのです。