マネジメントの父であるピーター・ドラッカー。

そのマネジメント理論は大企業だけのものではありません。

経営に悩んだ中小企業社長がたくさんの本を読み漁ったあげく、

たどり着いたのがドラッカーの本という話はよく聞きます。



そこで今回はドラッカーが多くの著書で語る『5つの質問』を

今日と明日に分けて紹介してゆきたいと思います。

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質問1.『われわれのミッション(使命)は何か?』


 経営者は、最初にこの質問に答えなければなりません。

 そしてその答えは『社会にどう貢献できるのか?』

 という内容になっているでしょうか?


 『○億円企業にしたい』

 『業界No1になりたい』

 これはミッションではなくビジョン(目標)です。


 三人のレンガ職人の話です。

 旅人がレンガを積んでいる三人の職人に何のために

 レンガを積んでいるのか尋ねました。


 一人目は『給料をもらうためにレンガを積んでいる』。

 二人目は『立派なレンガ職人になるためにレンガを積んでいる』。

 三人目は『立派な教会を建てて皆に喜んでもらうためにレンガを積んでいる』


 三人目の職人の想いこそ使命です。

 『自分たちの仕事は社会にどう貢献できるのか?』

 この答えが社内で共有化されたとき、

 本当の一体感が社内で生まれるでしょう。



質問2.『われわれの顧客は誰か?』


 使命が明確になったら、自分たちの顧客は誰かを明確にします。

 これを間違うと成果が上がりません。

 また、本当に役立ちたいと思える相手でなければ、

 使命を果たしているとは思えないでしょう。


『自分たちの仕事は誰を幸せにしたいのか?』

 直接自社にお金を払ってくれる法人なのか、

 それともその先にいるエンドユーザーなのか。

 社内でよく話し合ってみる必要があるでしょう。



【質問】2つの質問の答えは、社内の誰に聞いても同じですか?



残りの3つの質問は、明日に続きます。