仕事には短期の仕事と長期の仕事があります。
そして1人の人が短期の仕事と長期の仕事を同時にやろうとすると
頭の切り替えが効かず極端に効率が低下します。
例えば、セールス(販売)は短期の仕事、
マーケティング(集客)は長期の仕事です。
つまり営業さんに「お客さんを見つけて売ってこい」
というのは望ましくありません。
例えば、経理と財務。
日々の経理をこなしながら、
長期的な財務戦略を考えるのはかなり難しいでしょう。
また短期と長期がぶつかった場合、
短期は目の前に現場があり、
長期は概念しかないのですから、
必ず短期が勝ちます。
開発と生産、設計と施工がぶつかった場合は、
生産と施工が優先されます。
すると組織はどんどん現実的な落とし所に
落ちてゆきます。
だからこそ、社長が意識的に、
企画、開発、採用、教育、財務といった長期の仕事に
力を与えなくてはなりません。
これら長期の仕事は今日やらなくても困りません。
でも1年、3年、5年、10年というスパンで見ると
会社にもっとも影響を与える重要な仕事なのです。
【質問】その仕事は短期の仕事ですか? それとも長期の仕事ですか?
長期の仕事に、力を与えましょう。
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