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小型モーターを専門に作っている

マブチモーターのお話です。



■戦略策定までの背景


創業初期の主力市場であった玩具業界においては、

お客様ごとに異なる要望に合わせて

受注生産を行っていました。



モーターが個別仕様のため、

多品種少量生産を強いられ、

コスト高に陥る結果となっていました。



また、その当時の玩具用モーターの大半は、

欧米のクリスマス商戦向けの製品に組込まれるため、

生産量の季節変動が激しく、

年間を通して安定した雇用や品質の確保が困難でした。



これらの問題が、

モーター生産数量が急増するにつれ顕在化してきたため、

根本原因である個別対応から脱却し、

同時に季節変動を緩和する必要性があったのです。



■製品の標準化


上記の問題に対してマブチモーター社は、

お客様のニーズを集約し、

最大公約数的な標準モーターを作ることにしました。



機種を絞り込むことで大量生産や生産の平準化が可能となり、

雇用と品質が安定し、個別対応時に比べコストが大幅に低減され、

モーター価格を劇的に下げることが可能となったのです。



モーターコストの低減は市場での価格競争力を持続・拡大させ、

さらにモーターの性能を絶えず進化させることで

用途の拡大にも効果を発揮しました。



こうして標準製品を購入するお客様が増加すれば、

規模の経済効果により、

さらにコストを削減できるという好循環が生まれ、

持続的な競争優位の維持に成功したのです。



・・・ここまで何がすごいって、

マブチモーターの投資家向けページに書かれている

「標準化戦略」の文章そのままです。^^




「標準化 → 大量生産 → 規模の経済 → 低コスト」

という戦略ストーリーですね。^^



すべて個別仕様だったモーターの受注を断るのは

さぞかし勇気のいることだったでしょう。

今では80程度の基本モデルしかないそうです。



アップルコンピューターだって、

扱っている製品数はいまや数えられる程度です。



実は私も、かなり絞り込んでいます。

マニュアルをご購入いただいても、

お会いしたり電話でお話しすることはありませんし、

メールサポートの期間も1ヶ月しかありません。^^;



お客さんのことを考えれば、

もっと融通をきかせてあげたいとは思いますが、

手離れを良くすることで低価格を実現するというのが、

私の戦略ストーリーなのです。



お客さんの望むがまま、

何もかもやっていたら儲けることはできません。

しっかり儲けることができなければ、

お客さんのためにする仕事すらできなくなります。



利益の80%は20%の活動から生まれています。

その20%に特化するために何を止めればいいか、

考えましょう。^^



【質問】まず、何を止めますか?



戦略とは、何をやらないかを決めることである。

(マイケル・ポーター)



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