当社はこれまで継続的に経営相談や各種マニュアルの
価格改定(値上げ)をしているのですが、
マクドナルドやユニクロ等、
値上げで失敗した企業と何が違うのか聞かれました。
第一に売る商品の数の上限があるかです。
マス相手の大企業は大資本を活かして
安く大量に売ることが正義です。
飲料やチューインガムのイメージ。
反対に私のようなBotBの零細企業は、
どのみち少量しか対応する能力がないので、
高付加価値の商品を高額で売るのが正義です。
第二に根付いたイメージの問題。
マクドナルドやユニクロは「安いのにけっこういい」
というイメージが強烈に着いた結果、
「安く売れるはずなのに値上げした」
という抵抗感が生まれました。
そういう場合はトヨタがレクサスを作ったように、
別ブランドを立ち上げるのが王道だと思います。
もしくはシチズンがスイスの高級時計メーカーを買収したように、
歴史ある他社ブランドの買い取りも有りですね。
行き当たりばったりの商品開発による値上げではなく、
中長期的な戦略が必要です。
(もちろんマクドナルド様やユニクロ様が
行き当たりばったりとは思っていませんが。^^;)
一方、田島の場合、
そもそもほとんど知られていないから、
価格のイメージが付いていません。^^;
だから経営相談が5万円でも10万円でも、
「そのくらいの人なんだな」というだけです。
でも毎日のメルマガも含め、
売るための努力はけっこうしているんです。(笑
多くの中小企業は、
商品を作る努力が8で売る努力が2くらいのイメージです。
でもそれじゃあ今の時代、なかなか売れません。
だから商品を作る時点で売る努力に5をかけることを見越して、
5の力で商品を作るのです。
例えば士業で独立したとして、
資格を取得して実務能力を獲得するまでの努力は5でしかなく、
そこから売る努力がさらに5必要なのです。
それをわかっていないと苦労することになります。
中小企業の場合、
いくらなら買ってもらえるかではなく、
自分がいくらで売りたいかをまず考えます。
そしてその値段で買ってもらうための売る努力をする。
その努力の割合は商品を作るのと同等だと
最初から見積もっておきましょう。^^
【質問】売る努力の割合は、いくつですか?
低い割合で売れていたら、、、値上げです。^^
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