中小企業が発展するのに必要不可欠なこと。
それは社長が社員に仕事を任せることです。
『いやいや、うちは社員にちゃんと任せているよ』
という社長さんは多いでしょう。
言葉の定義の問題ですが、それが“仕事”ならばいいのですが、
本当はただの“作業”になっていませんか?
作業者はたくさんいる、でも仕事人はいない。
それが多くの中小企業の実態ではないでしょうか。
そこで仕事を任せる3つのポイントを上げてみます。
1)作業ではなく責任を任せる
例えばお客様にお茶を出す場合。
単にお茶を出す作業だと思っている場合と、
お客様を最高の気分に接遇する責任だと思っている場合では
考えるレベルが全然違ってきます。
『午後からお客さんが来るからお茶出しお願いね』では単なる作業です。
そうではなく『午後から来るお客さんは●●の●●さんで、
とっても大事なお客さんだから、
お茶出しをはじめ粗相のないようによろしく頼むよ』と伝えれば、
じゃあ玄関、応接室をチェックしておこうとか、
お茶菓子を置いた方がいいかとか、考えることはあるはずです。
往々にしてこういう仕事を任せられる女性社員は
優秀な人が多いのでこれで済みますが、
『ちょっと心配だな』という社員の場合、
このように仕事を細分化して任せることになります。
2)任せたからには口出しをしない
仕事を任せたからには、自分と違うやり方を許容しなければなりません。
『俺だったらこうするのに・・・』という思いをまずはぐっと飲み込みます。
社長さんは社員よりも有能なので何をやってもうまくできます。
そして拙い社員のやり方を見て『そんなやり方じゃあいかーん!
ええい、俺がやる!どけっ』となってしまいます。
これをやってしまうと、社員は二度と主体性を持てなくなってしまいます。
また、許容できる失敗をさせてやるのも任せるうちの一つです。
極端に言えば会社が潰れる、誰かが死んでしまう、
これ以外の回復可能な失敗であれば、失敗させてやる度量も必要です。
3)放ったらかしにしない
任せることは放ったらかしであることと違います。
『任せたけどやっぱり失敗だったよ』という社長さんに
『そもそもうまくできると思っていました?』と聞くと
『思っていませんでした』と返ってきます。
それでは任せられた、いえ放ったらかしにされた社員が可哀想です。
幼い子供を見守る親のように、目の端で動向を追い、
コーチング的な適切な支援をしましょう。
最後に、山本五十六の言葉です。
『やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、
ほめてやらねば、人は動かず。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず』
さあ、これであなたも任せ上手の社長です。^^
【質問】任せ上手な、社長ですか?
ええ、忍耐です。(笑
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